コロナウィルス禍の今、世界中が新たな生活を模索し、またそれに調和しようとしています。
「私のニューノーマル」をテーマに、スタジオ・ヨギーのインストラクターはどんな変化を感じ、変化に対しどう調和しようとしているのか、リレー形式に聞いていく連載です。
あなたの明日につながるニューノーマルと出会えますように!
第3回 ヨガ・マレ編
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今年の春、あっという間に世界は変わるのだなということを目の当たりにしました。
固定された世界、固まったものなどは無いと学んでいましたが、私たちの世代では実際にこんな経験をすることは始めてで、私自身も当初は困惑しました。
そんな折、3月のはじめに京都に旅にでてみました。
その時期の京都は人も少なく、南禅寺の奥の院では完全に私一人という贅沢な状況でした。
座りこんで、水の流れる音、木々が風に揺れる音、鳥たちのさえずりに耳を澄ますことに時間を忘れて過ごしました。
そこで得たのは、
「ああ、人の世界は戦々恐々としていても、自然の本質は何もかわらず、美しく平穏なんだな。」という気づきと、渦中からぐっと安定・安堵に引き戻される感覚でした。
本来ゆらぎ変化し続ける自然の中で、水も木々も鳥もその中にあって、調和しながら、あるままに自由に動いていました。
今年はGO TOキャンペーンも活用して(笑)、京都もたびたび伺い、他にも伊勢や湯の山など、近隣の素晴らしい場所を今まで以上に訪れています。
訪れるたびに、新しい発見があり視野が開かれます。
また、コロナによって、今まで当たり前だと思っていたことが、そうでは無かったことに深く気づかされることばかりでした。
自粛明けの名古屋スタジオでのクラスを、きっと一生忘れないと思います。
気持ちも新たに、皆さんとヨガを始める瞬間でした。
「当たり前」に固定してしまうことなく、常に「ニュー」の感覚、ビギナーズマインドそのもので生活することが、これからさらに変化しかない時代を生きる「ニューノーマル」だと思っています。
<リレー連載 私のニューノーマル>