「私のニューノーマル」をテーマに、スタジオ・ヨギーのインストラクターはどんな変化を感じ、変化に対しどう調和しようとしているのか、リレー形式に聞いていく連載です。
あなたの明日につながるニューノーマルと出会えますように!
2010年ころに参加したヨガのトレーニングで、ある著名なヨガの先生が
「2012年にむかってエネルギーの速度が増していき2012年は多くの人が目覚めを起こす、多くの人の意識が高まるのが2012年だ!」
と言っておられたのを覚えています。
個人的には2012年は特に変化を感じず、いつも通り過ぎ去りました(笑)。
2020年はコロナ一色になり、日常の在り方も変化せざるを得ず、多くの人の意識、価値観、衛生観念が変化し、2020年こそ大いなる変化の年だったと思うのです。
当たり前のことが当たり前でなく、奇跡的な有難いことの連続だったと気づかされました。
私の中のニューノーマルは、なんといっても画面越しのティーチング、オンラインクラスの担当です。
コロナのおかげで一気にオンライン化が進み、仕事の半分はオンラインとなりました。
たった一人でスタジオから配信するのは、孤独な作業ですが、おかげでリアルではお会いできなかった遠方の方とも画面越しにお会いできるようになりました。
チャット機能を使ったたくさんのコメントは、インストラクターとして「よっしゃ、明日も頑張ろうー!」と思える糧になっていますし、目には見えない人の心の温かさを感じられずにはいられません。
たった一人で広いスタジオにいる時間も増えたこの冬、冷えを感じることが多々あります。
体温が下がると免疫力も下がるといいます。
気軽に風邪もひけない昨今ですから、積極的に「体を内側から温める」ことをしています。
ショウガを千切りにして、醤油とみりんで煮たものを常備することが、この冬の私のもうひとつのニューノーマルとなりました。
美味しすぎて食が進み過ぎて困ってしまいますが、食べたものが体の中で血となり肉となり、私のエネルギーとなる、やはり目には見えないものの不思議さを感じます。
▲ショウガ煮(写真右)は、あたため効果はもちろん、写真左のように混ぜご飯にのせるなど色々とアレンジもきくので、この冬の常備菜として大活躍。
目には見えないウィルスの脅威を目のあたりにして、否が応でも気づかされたことは、
私たちは、五感で認知できる世界だけでない世界に生きているということ。
目には見えないものでつながりあって影響しあって生きているということ。
ヨガの哲学では、私たちは大いなる源のほんの一滴だといいますが、あらためてこの世界的な出来事の意味を、目覚めを起こすキッカケとしての意味を、考えずにはいられない今日この頃です。
<リレー連載 私のニューノーマル>