コロナウィルス禍の今、世界中が新たな生活を模索し、またそれに調和しようとしています。
「私のニューノーマル」をテーマに、スタジオ・ヨギーのインストラクターはどんな変化を感じ、変化に対しどう調和しようとしているのか、リレー形式に聞いていく連載です。
あなたの明日につながるニューノーマルと出会えますように!
第7回 ヨガ・ナオ編
道端でタンポポが咲き始め、しみじみと春だな~と感じています。
私は、今の体と向き合うためにマットの上で練習をします。
静かに座る時間で、この考えは自分らしくないなとか、偏りのある考え方になっていないかなど、思考を整理整頓します。
コロナ禍になったことで、圧倒的に練習量は増えました。
今日はよく晴れていて、そんな青空をみると、心が晴れます。
風通しの良い部屋で心地良い風を感じたような気分になります。
実際は、青空が視界に入ってくる前の、空を見上げた時点で、すでに心は晴れているのかもしれません。
私は、どのアーサナを伝えるときでも、この晴れやかな時の身体や心の姿勢をいつも意識しています。
心がすっと軽くなった経験を、心が晴れていく経験をシェアしたくて、ヨガのインストラクターのお仕事をしているのだろうと思います。
コロナ禍で、家にいる時間が増えたことや、人と会う機会が極端に少なくなったことで、暮らしをどう整えていこうか考えるようになりました。
日常の暮らしの中でも、心が晴れていく経験をしたいと思うようになりました。
花を飾るようになりました。
▲地元の食べ物を扱うお店で、398円で売っています。
雑巾がけをするようになりました。
毎日ほんの一部分でもどこかの拭き掃除をします。
▲綺麗な雑巾を使うのがポイントです。
毎日のルーティンの中に、花の水替え、雑巾がけが加わりました。
日々のシンプルな繰り返し。
ヨガの練習を通しても、日常の暮らしの中にも、共通している「大事にしたい感覚」がそこにありました。
自分と向き合う静かな大事な時間。
考えること。
これらを行っているときの自分自身が好きなのだと思います。
今、どこに自分が位置しているのか考え、大きな視野で時間を含めて物事をみること。
今が、限りある時間の中の大事なひと時であることを忘れないこと。
臨機応変に対応すること。
変化と調和するために、考え、心掛けていることです。
うまくいかないことも沢山ありますが、大事な時間を過ごすと、これで良いと自分にOKが出せます。
友人との会話のやり取りの中で、こんな一言がありました。
「一日一日を大事にしていけば、道は開けるよ。」
心がすっと軽くなる一言でした。
「臨機応変…臨機応変…。」
日々心で念仏のように繰り返しながら、
「きっと道は開けるよ。」
いつも自分自身に言い聞かせるように、毎日を過ごしています。