近年、「プロセスエコノミー」という概念に注目が集まっています。
これまでは完全で完璧な完成品こそが「価値」とされていましたが、良質なモノやサービスは星の数ほどあり、シェアや共感が重視される昨今は、完成に至るまでの過程やストーリーこそが価値とする概念がよりスタンダード化し、経済活動を賑わせていることが注目の理由です。
その事例としてよく挙げられるのが、オーディション番組。朝の某情報番組でも、オーディションからデビューまで過程を公開し、日々成長する彼女たちの姿に、デビュー前から多くの支持を獲得、楽曲のビッグヒットにも繋がったことは多くの人の記憶に新しいことと思います。
他にも着工から140年近くたつ今なお建設を続けながら人々を魅了しているスペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」も、プロセスエコノミーの一つと言われています。
■一人ひとりのストーリーが価値になる
プロセスエコノミーはビジネス文脈で使われていますが、完成形だけではなく、それまでの過程やストーリーこそ唯一無二の魅力であり、価値と感じる志向は、日々の気づきに重きを置くヨガと通ずるものがあると思います。
誰かに発信する、しないはさておき、
多様な志向や価値観が尊重されつつある今、気づきの中に自分らしさのヒントがあるのかもしれません。
■日々の気づきを観察・記録しよう
人は1日で約6万回物事を考えているそうです。
たとえ気づきを感じたとしても、一瞬で次の出来事にとらわれ忘れてしまうことや、思考が重なり気づきがあったことにすら気づかないということも起こりえるのです。
だからこそ、気づきを感じ、記録し留めておくプロセスが大切になっていきます。
オンラインサービス「yoggy air」ではfeeling check(※)という機能があります。
これはまさに、気づきと記録のために作られた機能で、クラス受講前後の感情の変化や、個々の気づきを簡単に記録しておくことができます。
私もこの機能を使い始めたころは、生まれてきたポジティブな感情、ネガティブな感情、そして「できる」、「できない」の事実を単純に「良い」・「悪い」と分類し一喜一憂していましたが、実はそこがポイントではなく、ポジティブもネガティブも含めて私という人間の唯一無二のストーリーなのだと気づきました。
クラスとは全く関係がないその日の出来事などをメモする日もあります。(事柄問わず)こだわりった部分や、工夫したポイントなどもササっと書き留めておけると、見返した時に自分自身の成長や志向癖を感じやすいかと思いました。
※Feeling checkは、各種フリーパス、またはスタジオ・ヨギープレミアム会員特典、全サービス使い放題をご利用中にお使いいただけます。
■ジャーナリングという方法も
気づきにもっと触れたい!気づける体質になりたい!と思ったら、ジャーナリングという手法もおすすめです。
ジャーナリングとは書く瞑想とも言われ、頭に思い浮かんだ言葉や感情を思うがままに紙に書き出すことで、漠然としていた感情を整理し、気づきを得ていきます。
yoggy airでは、定期的にジャーナリングのクラスも開催しています。ペンと紙があれば気軽にできるものの、一人でどうはじめたらよいかわからないという方。まずはここからジャーナリングの世界を体験してみてはいかがでしょうか?
~おすすめのオンラインクラス~
●「意図」を明らかにすることで、自分への気づきを高めていく
1日を調えるための朝のマインドフルネス瞑想とジャーナリング >>
毎週火・木曜日 5:30~6:00
講師:荻野淳也
● 今月のテーマに沿って、感情や本音をひも解いていく
第1・3金曜日 6:00~6:30
講師:古金谷あゆみ
●「今月の良かったこと」を振り返り、「本当はどうしたい?」を問いかける
毎月末日 20:15~21:00
講師:古金谷あゆみ
毎月2回(不定期) 20:30~21:00
講師:白木夏子