スタジオ・ヨギーでは、コロナ禍で産前産後（マタニティ、産後リカバリー、ママヨガ）クラスの開催を見合わせていましたが、この2022年夏より、ついに中目黒スタジオで産後クラスをスタートすることとなりました。
その名も…「産後のリフレッシュ＆リカバリー～病院では教えてくれない産後のケア～」
7月上旬には、実際に産後の皆さんを迎えて第1回目の体験会を開催！ 特別に私も参加させていただきましたので、今日は簡単にその様子をお伝えしようと思います。
今回はじまるクラスは、今までの産後ヨガやピラティスとは異なる「産後の女性の身体のケアに特化」した新しいプログラム 。産前産後ヨガの指導経験が豊富なヨガディレクター マリコ先生・リカ先生と、身体機能改善のプロフェッショナル「メンテナンスチーム」がタッグを組んで開発しました。
体験会には産後4ヶ月～11ヶ月の皆様が参加。（プログラム対象は産後6週～1年以内の方となります）
スタジオには、バランスボール、ブロック、ボルスターなど、産後間もない身体でも無理なくエクササイズをするための道具を用意。クラスの冒頭には、イラストを使い産前産後の身体の状態や、産後のケアで必要な身体の部位やアプローチについて説明がありました。
産後の身体の問題として一つあげられたのが、「腹直筋（お腹の真ん中の筋肉）の離開」というもの。腹直筋の中心にある「白線」という部分が伸び、筋肉が左右に離れてしまう状態。そのまま放置してしまうと、体幹機能が弱まり腰痛や背中の痛みがでたり、ぽっこりお腹の原因に…。「離開」を改善するためのケアがとても大切だそうです。
実際に、私も自分のお腹の中心を触って離開の状態をチェックしてみたら・・・おへその少し上に、ぷにぷにと柔らかい部分＝離開がありました。。
私は産後5年ほど経ってしまっているのですが、このような専門的な産後ケアを全くしておらず…。最近特にウェスト周りが気になるようになり、加齢や運動不足のせいかな、と思っていたのですが、産後に正しいケアをしなかったことも一因なのかもしれませんね。こうなる前に、産後の皆さんにはなるべく早めにケアをしてもらいたい…！と、切実に思った瞬間でした。
さて、離開のチェックが終わったあとは、ヨガマットに横になりエクササイズスタート。腹直筋を手を使ってサポートしながら腹式呼吸するなど、腹筋群にアプローチするさまざまなエクササイズを行いました。
息がきれるような動きはなく、ほとんどが横になって行うエクササイズだったので、参加者の皆さんからは「運動が久しぶりでも辛くない！」「育児で疲れていたので、横になれるのがよかった！」「呼吸法が新鮮だった」というお声も。
また「産後の身体」と一口にいっても、今までの運動経験、妊娠出産で受けたダメージの具合、産後の過ごし方、元々の身体の使い方のクセによって、身体の状態はさまざま。人によって、できる動き、できない動きがあったため、インストラクターがお一人お一人の身体の状態をチェックしながら、動きのサポートやアドバイスをさせていただきました。
育児で忙しく、自分の体に目を向ける機会がなかなか持てなかったという参加者の皆さんからは、プログラムに参加することで「自分の体の状態や問題を知れてよかった」というお声もいただきました。
最後には、エクササイズボールに座りながら、身体に負担をかけないような座り姿勢やコツも教えていただき60分の体験会が終了しました。
実際に私もエクササイズを体験してみて、激しい動きはないながらも、しっかり腹筋を意識しながら丁寧に呼吸やエクササイズを行ったため、お腹周りがぽかぽかに。また、本来あるべき正しい姿勢で動いたことで、身体がスッキリと姿勢も改善されたように感じました。
産後のデリケートな身体は、無理に動いたり、間違った動きを続けることで逆に痛みや状態が悪化してしまう場合も。産後の身体ケアは自己流ではなく、このような専門プログラムをぜひ活用していただきたいです。
現在、この産後プログラムは体験会という形で不定期開催ですが、今後はレギュラークラスでの展開を考えています。今後ますますパワーアップする産後プログラムをお楽しみに。
※本プログラムは、産後6週～1年以内の方が対象です。但し、帝王切開でご出産の方や出産時に問題があった方は、主治医、担当助産師より、ヨガやピラティスなどの運動をしてもよいという許可をとってからご参加ください（書面の提出は必要ありません）。
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