皆様こんにちは。福岡スタジオのYです。
前回記事の「一日一善」に引き続き、以前受講した『ベーシック・トレーニングコース(BTC)』(ヨガを基礎から学ぶ全8回コース)の宿題から、今回は「10分間のターダアーサナの実践」について書きたいと思います。
みなさまにとって、「10分間」は長いですか? それとも短いですか?
待っているバスや電車が遅れていてなかなか来ない10分間と、朝の準備の10分間。
同じ時間なのに、前者はまだかまだかと長く感じ、後者は「え! もうそんなにたったの!?」と短く感じませんか?
(東京へ行く飛行機での息子。飛行機好きならあっという間ですが、早く目的地に着きたい彼にとっては長い時間だったでしょう。)
ベーシック・トレーニングコースで、1週間、10分間のターダアーサナを実践するという課題が出されました。ターダアbーサナとは、山のポーズともいわれるポーズです。
一見、目を閉じてただ立っているだけのようなポーズですが、それよりも、自分の自然な呼吸や、思考を丁寧に観察する時間を持つ練習です。
私は毎回タイマーをかけて行ったのですが、最初は本当に長く長く感じました。
呼吸に意識を向けると、私の場合だんだんと息苦しくなってきて、そればかりに気持ちが行ってしましました。
2日目は、前日のモヤモヤが頭に現れて、集中できず・・・。
3日目は、姿勢に意識を向けてみよう!とターゲットを決めてみたり。
4日目は、目を閉じながら眉間を見つめるように集中してみたり。
そうこうしているうちに1日目の息苦しさを感じなくなっていることに気付きました。
5日、6日、そして1週間。最初よりも10分間の感覚は少し変化していました。
最終日に完璧にできた!というわけではないし、そうなることが目標ではないのです。
その時その時の自分の様子、前回との違い、それを見つめる大切な10分間です。
今現在のトレーニングコースで同じような課題がでるわけではありませんが、興味のある方はぜひ、日常にヨガを取り入れるきっかけに受講してみてください。
電車に揺られる10分間、少し早起きをした朝の10分間。
毎日でなくていいのです。目を閉じて立ってみてください。
できた日はその日の様子を何かに書き留めて、違う日に見返してみる。
その「10分間」は、あなたにとって長かったですか? 短かったですか?
2015年06月08日