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──ご自身でもヨガを受ける時間はあるんですか?
週に1回は必ず受けるようにしています。できたら週2回。吉祥寺のSHIZENヨガによく行っていますが、けっこうヨギーの先生が来ています。SHIZENヨガのドミニカ先生は、アイアンガースタイルでとても基本的なことをやります。すごく見る目がある方で、自分の体(私の体)を指摘してくれますし、私自身も生徒を見る目を養われますね。いろいろなスタジオに行くことで、視野がかたまらくていいと思います。
──ヨガの好きなところは?
一番いいのは、無心になれる、自分がのびのびしてくる、自由になる、そういう解放感があるところ。逆に自分の中をみつめていく側面もあって、その解放感と、内側にいく両方のバランスがあるのがすごくいいと思います。
──インストラクターをしていて楽しいことはなんですか?
インストラクターになって8年目になりました。生徒さんの反応、クラスが終わったあとで顔つきが明るくなっていたり、ずっと通っている方の変化をみると、うれしいですね。楽しんでくれたな、と思うときが一番うれしいです。
表情もそうですけれど、中から輝いているような、明るくなってきているような感じ。表面的じゃなくて、中から光っているな、とか、楽しげな顔になったな、とか、リラックスした感じ、とか。やっぱり人間て正直だから思っていることが出てくるんだと思います。
府中市でシニア向けのヨガをやっていますが、「腰が痛くなくなりました」とか、「ひざが痛くなくなりました」「正座ができるようになりました」と言われます。そんな声を聞けるのもうれしいですね。
──インストラクターとしてこころがけていることはありますか?
私はポリシーとしてあんまり一緒にポーズをしないんですよ。それはニケタン(※)の影響もあるかもしれない。
ニケタンの木村先生が、インストラクターは前でポーズをしてはいけません、っておっしゃって、なるほど、と思ったんです。先生が前でポーズをすると、そのポーズはそういうふうにやらないといけない、と生徒が思いこんじゃって、そこに向かって体を動かすからヨガじゃなくなるから、ことばで教えなさい、と言われて、すごく納得したんです。
(※)ニケタンは、ラージャ・ヨーガを指導する団体で、正式名称は日本ヨーガ・ニケタン。代表は、木村慧心(きむら けいしん)氏。日本ヨーガ療法学会認定のヨーガ療法士養成講座をおこなっている。ヨーガ療法の基礎知識と伝統的ヨーガの智慧の基礎を学べる。
──チエ先生のクラス、すごく自然な感じがします。
ありがとうございます。実はあんまり人前にでるの、苦手なんです。クラスに行くと緊張しますね。今日も来る途中、どきどきしていました。私はまじめだから、マニュアルがあるとそういうものにすごくしばられちゃう。まじめな自分が嫌なんです。もっとおかしく人を笑わせたい。ジョーク言ったりとかしたい。インストラクターをやっていますが、ヨガは自分でやるのも楽しいし、習っているのが一番楽しいかもしれないですね。
チエ先生の「アート・オブ・リビング ~すべては変わりゆく」は、こちら。こちら。
チエ
ヨガインストラクター
ヨガとの巡り会いによって、自分をそのまま受け入れてくれる優しく大きなものを感じ、ヨガを始める。ヨガをするたびに、無理も頑張りもいらない気持ちのよい心の開放感を感じながら、自然にあるがままの自分と体を委ねているうちに、体調が好転したことに気付く。インド哲学、瞑想にも興味を持ち、学びを続けている。
「何でも遅すぎるスタートということはない。やりたいと思ったときがその人のスタート!」をモットーに、ヨガを身近なものとして生活に取り入れ、呼吸・ 心・体のつながりを感じながら、のびのびと人生を楽しみ、さらに次の一歩へと踏み出す、そんなヨガを伝えることを目指している。
2005年studio yoggy ベーシックトレーニングコース修了(BTC01)
2005年studio yoggy インストラクター養成コース(TTC02)卒業
2009年studio yoggy リストラティブ・トレーニング・コース修了
アヌサラ・イマージョン・トレーニング Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、アヌサラ・セラピューティック・トレーニング、ジョン・フレンド氏のマスター・イマージョン、ティーチャー・トレーニング等を受講し、アヌサラ・ヨガを深める。
ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団認定ヨーガ教師/ヨーガ・セラピスト
2015年11月14日