2015年11月28日

センターを探し続けて(前編)~Art of living interview~

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思いついたものをなんでもやる
 
──ピラティスのインストラクターになる前は、何をしていましたか?
 
20代は宝塚にどっぷりと…音楽学校2年、劇団に8年と、舞台一筋の10年でした。30代は、舞台の仕事をしながら、この先何をしていきたいのか、なかなか見つけることができずにいた自分探しの10年間。
 
宝塚を退団後、外に出て色々なことをしました。舞台が好きだったので、ダンス、演劇、ヴォイストレーニング、様々なワークショップを受けに行ったり、アルバイトも色々…エステシャンや整形外科でリハビリのお手伝い、ブライダルサロンでも5、6年働いていました。やってみたいことは何でもやってみる。色々なことを体験した30代、結構面白かったです。(笑)
 

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自分のためにはじめたのがピラティス
 
──ピラティスインストラクターになったきっかけはなんですか?
 


劇団にいたときに、腰とか足首とか色々なところを痛めて、退団後も接骨院や鍼灸に通って治療していましたが、なかなか治らずで、その時に自分のためにはじめたのがピラティスでした。ピラティスだけではなく、アレキサンダーテクニックやフェルデンクライス、ロルフィング等、今度は自分の身体を修復していくためのものをやりはじめていました。
 
腰は立てないくらいひどく、足首も8回くらい捻挫をしてぼろぼろでした。(笑) 治療も色々行きましたが、そのときはよくなるんですけど、すぐ戻ってしまうんです。これってどうしたらいいんだろうと思っていたときに、ちょうどアメリカから帰ってきた友人にピラティスの話を聞き、さっそくダンススタジオでやっていたピラティスのレッスンを受けに行きました。

 

60分のクラスでそれほど動きがない感じがしたのに、やってみたらすごく調子がよくなって、これを続けたらいいかもしれないと思ったんです。
 
でもその頃、ピラティスをやっているスタジオが少なかったので、自分でできればと思い資格を取りました。その次の年にスタジオ・ヨギーのオーディションがあり、インストラクターになってから、びっくりするくらい仕事が途切れる事はなく、いつの間にか生業にもなってしまい、あっという間の10年でした。
 
後編へつづく
 

【Art of living interview】様々な世界観・生き方にある、“その人らしさ”をお届けしていくインタビューです。 “自分らしく生きる”人は、自分なりの哲学を持っています。生き方、日々の過ごし方、考え方、行動……インスピレーションとなって、私たちの心を豊かにしてくれる、そのひとつひとつが“アート・オブ・リビング”です。




 
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久保田 恭代/ヤスヨ

ピラティスインストラクター。6歳からバレエを習う。高校卒業後、宝塚歌劇団に入団。ジャズ、モダン、タップ、日本舞踊、フラメンコ、様々な踊りに出会う。退団後、舞台活動、振付、ダンスインストラクターをしながらコンテンポラリーダンス、舞踏、地唄舞を踊る。その後、踊ることから、からだそのものに興味をもち、ピラティスとジャイロキネシス、バー・アスティエに出会い、いまも続けている。現在、スタジオ・ヨギーで活躍するほか、テーマパークのダンサーや、役者にピラティス、ジャイロキネシス、表現力などのオリジナルワークショップをおこなっている。趣味は、観劇、映画鑑賞、美術館巡り。パワフルな舞台や映画をみて、エネルギーをもらっている。

 
 
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