2016年09月15日

実は、夏の飲み物だった甘酒

スタジオ・ヨギーのしちです。恥ずかしながら、つい最近まで、甘酒はアツアツを冬にいただくものだと思っていました。お正月に、日野の高幡不動尊に行った時も、富岡八幡宮に行った時も、甘酒が露店で売られていたし、麻布の大法寺では、無料で甘酒を配ってくれていました。冬の冷たい空気のなかで、熱い甘酒をいただくと、とても体があたたまりました。
 
ところが今年、5月末に、六義園に行ったときのこと。公園内の茶店で、冷たい甘酒がメニューにありました。「えっ、冷たいの? 飲んだことない」。そのとき、着物でおでかけしていたこともあって、和の飲み物だから雰囲気に合うかも、と頼んでみました。
 
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果たして冷たい甘酒は、お抹茶茶碗のような器に入れられて、お盆にのせて届けられました。氷が浮かんでいます。とろっと濃厚な甘酒は、氷を溶かしながら濃度をうすめつつ飲んでちょうどよい塩梅になります。ひんやりとしょうがの風味の効いて、とても美味しかったです。これはおそらく、「冷やし飴」に近いのでは、と思いました。
 
「冷やし飴」は、関西地区でよく飲まれるらしく、麦芽水飴(あるいは米飴)をお湯で溶いて、生姜の搾り汁や卸し生姜を加え、冷やして飲むもの。駄菓子屋さんで売っているイメージがあります。
 
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甘酒は、江戸時代には冷して暑気払いの飲みものとして、また、夏場の栄養不足を補う飲料として親しまれていたそうです。最近では、“塩麹”を筆頭に発酵食品ブームもあって、甘酒は“飲む点滴”とも呼ばれ、そのまま飲めるタイプのものが数多く売られています。これまでは、甘酒の素のようなものを買って、水に溶いてお鍋であたためて作らなくてはいけなかったので、とても便利になりました。
 
スタジオ・ヨギー神楽坂の近くに、「千年こうじや」という発酵食品を売っているお店があります。お味噌、酒粕、甘酒など、新潟県の魚沼地方で育まれてきた食文化に根付いた商品が取り揃えられています。ヨギースタッフの間でも人気のある「千年こうじや」でも売られているの甘酒を、2016年9月下旬より、スタジオ・ヨギー新宿WEST、TOKYOで販売を開始いたします。
 
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実は、「千年こうじや」は、日本酒「八海山」を作っている会社が立ち上げたブランド。日本酒を作る過程で酒粕は出ますが、それにはアルコールが含まれています。「麹だけでつくったあまさけ」は、甘酒専用に作られているため、原材料は、米麹と水だけ。アルコール分は含みません。米麹の発酵がすすむことで、甘酒ができます。今後、麹が材料となっている甘酒にはアルコールが含まれていない、ということを覚えておくとよいですね。
 
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「麹だけでつくったあまさけ」は、要冷蔵。118mlという飲み切りサイズを販売します。
砂糖を一切使わずに、麹のでんぷんを糖化させることで優しい甘さを引き出した「あまさけ」。酒づくりの技術を活かした高精白の米からつくる麹が、後味のないすっきりした味わいを醸し出します。
 
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