アスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合を合わせた造語「アスレジャー」は、スポーツウェアを取り込んだスタイルのことを指しますが、この流行に一石を投じる記事がワシントンポストに掲載され、論争を巻き起こしています。
『Yoga pants are comfy. They’re also an assault on manners and a nihilistic threat.(ヨガパンツは快適。と同時にマナーに対する冒とくであり、ニヒルな脅威だ)』と題されたこの記事は、ニューヨークのファッションエディター、ケリーによるもの。
ニューヨークといえば、セックス・アンド・ザ・シティの主人公キャリーのようなファッション好きがしのぎを削る、ファッションのメッカ。そんなニューヨークでファッションエディターとして10年以上活躍してきたケリーは、あるきっかけで生まれ故郷のワシントンD.C.(ニューヨークに比べるとだいぶのんびりした田舎というイメージ)に引っ越した時に感じた、たった一つの違和感をどうしても隠せませんでした。
それは、ご近所さんたちがみんな一日中ヨガパンツとランニングシューズで過ごしていること!
ケリーは記事の中で、ニューヨーク時代のルームメイトを尊敬の念とともに回想します。そのルームメイトは「ブルックリンの子供向けジムのディレクターで、毎朝こだわりの服に身を包み、メイクをし、髪を整え、ヒールをはいて職場まで10ブロック歩き、そして再び着替えるのよ」と。
一方で、ケリー自身も「一日中ヨガパンツで過ごしてしまうこともある」と告白しています。そして”快適であること”の誘惑に負けて、考えなしにヨガパンツを手に取ってしまうことに恐怖を覚えると言います。彼女にとってファッションとはTPOに応じて使い分けるもので、ドレスダウンすることもあれば、時にはオケージョンにふさわしくドレスアップすることも大切だと考えているからです。
その上で、「私たちが何を着るかは、私たちがどういうメッセージを世界に対して発信するのかということだ」と主張しているのです。
この記事には900以上のコメントがついて、大論争を巻き起こしました。
「着心地の良さを求めるのは当然のことだ」「ヨガパンツは悪くない」と反論する人もいれば、「TPOに合わせて洋服を選ぶのはマナーだ」「心地よさだけを求めていたら堕落してしまう」とケリーに賛同する人も。
「人生におけるファッショの優先順位が低い人だっている」「アスレジャーは流行なんだから、ヨガパンツで過ごすことは流行の最先端なんじゃないの?」といったコメントも寄せられていて、まさに百花繚乱。
イベントで出かけることが多くなる半面、家にこもってゆっくり過ごすのも楽しいこの時期。
あなたは「ヨガパンツで一日過ごす」ことには賛成ですか?反対ですか?
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