ユカリ先生によるワークショップ『Yin Yoga(陰ヨガ)~冬の養生~』が開催されました。
早くからご予約で満席だったこのワークショップ。
キャンセル待ちのお問い合わせも多く、お客様からの期待をひしひしと感じました。
冬の養生法の基本は「養腎防寒=腎を養う」ということ。
腎は寒さに弱いため、体が冷えるこの時期に不摂生な生活を続けると、機能が衰えやすくなり、老化が進むと考えられています。
また、腎の異常は体全体の陰陽バランスに影響することが多いため、全身に不調を起こしやすくなります。
東洋医学の五行説で示される冬の臓である【腎】を中心に全身の経絡を刺激して、足腰の血流を促し、気の流れを整えていきます。
(ワークショップのご案内文より)
いよいよワークショップ当日。
陰ヨガが初めての方も多くいらっしゃったこの日。
まずはユカリ先生による「陰ヨガ」に関する説明からスタートしました。
「陰」と「陽」の関係について。
身の回りのものや、自身の身体にもこの関係があてはまる部分があるとのお話に
皆さん聞き入っていらっしゃいました。
冬におすすめの食べ物のお話も。
<陰ヨガとは>
体の奥深く関節の周囲にある筋膜(筋肉を包む膜)、骨や関節をつないでいる結合組織を刺激し、骨と骨との間により広い空間をつくることで、筋肉を和らげ、強化していきます。
ひとつのポーズを5分以上、長時間保つことで意識を筋肉よりもさらに深く、骨まで向けさせることにより、より深いリラックス効果と集中をもたらします。自身の内面とじっくり向き合い、心身を結び付け解放させ静かな時間をもたらし、
アーサナごとに深い瞑想へと導いていきます。
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陰ヨガをまだ体験されたことな無い方は驚かれるかもしれませんが
ひとつのポーズが5分以上なのです。
シャバーサナも少し多めに入るので、
私は、このリラックスした時に特にじんわりとした温かさが体に生まれるのを感じました。
5分のポーズの中では「力を抜くこと」がひとつのポイントになります。
「腎」に関係する背骨まわりを中心とした身体の裏側にフォーカスして
ポーズをとっていきます。
瞑想という感覚を意識する前に
ポーズと呼吸を繰り返す中で自然と自分の心地良い感覚や意識も深まっていくのを感じることができました。
陰にきいてくると、精神的には少し繊細な状態になるそうです。
いつも自分では気が付かない繊細な部分と対峙する貴重な時間です。
また、この日のBGMは静かに流れる寺院の鐘の音。
そのうち森の生き物の声や、木々の揺れる音などが聞こえてきて
ポーズ中に目を閉じると別世界にいるような特別な感覚がうまれました。
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1時間30分という時間は
ゆっくりポーズをとり、
自分と向き合う貴重な時間。
レギュラークラスとも違うワークショップならではのひとときを過ごしていただいたのではないでしょうか。
今回担当してくださった
ユカリ先生のプロフィールはこちらです。