みなさん、こんにちは。
今回は~呼吸が変わると日常が変わる~『呼吸法ベーシックトレーニングコース』のレポートです。
普段自然に行っている呼吸をなぜ学ぶのかというと、、、
自律神経に制御される機能の中で、呼吸は自動的に行われる一方、意識的にコントロールすることもできる唯一の機能だからです。
交感神経と副交感神経はシーソーのようにバランスを取りながら働いていて、呼吸を意識的に深く行うことでこのバランスに働きかけることができます。
また日常生活の癖や心の状態の積み重ねが姿勢に表れるのですが、悪い姿勢だと呼吸が浅く、不規則になるので、不安定な思考に繋がったりします。
深く吐くことが出来れば自然と吸えるようになると言いますが、呼吸の仕組みからすると吐く(呼気)と吸う(吸気)では使う筋も違います。「呼吸がしにくい」という人は、ヨガのポーズによってストレッチしたり、正しい姿勢を身につけることで改善するのに役立つようです。
詩人の谷川俊太郎さんが実践されている健康法の一つに呼吸が紹介されていました。
足を地につけ、腹で吐く。毎日30分意識して呼吸されるそうです。
呼吸法には胸式呼吸、腹式呼吸、それを組み合わせたヨガの呼吸などがあり、このコースでは無理なく実践出来たり、体調や心の状態に合わせた方法を学べました。
ヨガで鼻呼吸をするのは、鼻腔の粘膜を通ることで、空気中のほこりやウィルスなどをとりのぞき、吸気を適度な湿度や温度に調整する効果があるからです。
喉の奥にはリンパ組織があり、通常であれば免疫が働くのですが、鼻で排除されるべき異物が喉の奥に入ってくると、気道が細菌やウィルスに感染する危険が高まると言われています。
鼻呼吸が良いとはいえ調子が悪い時もありますよね。
鼻が詰まっている時は鼻を温めたり、握りこぶしを詰まっている鼻と反対側の脇の下に挟んで、交換神経を刺激し血管を収縮させ、うっ血を解消する。そうすることで、楽になる時もあるようです。
講師のマレ先生は、それぞれが関心のあることを聞き、解剖学的に、ヨガ哲学的になど助けになるアドバイスをくれました。
自分の呼吸数や緊張具合を知り、無理ないテンポで始めることはとても大事なことだと思いました。
そして、トレーニングコースでは自分だけでは知りえなかった知識が、周りの気付きによってどんどん入ってくる面白さがあります。
写真は参加者全員で、鼻呼吸をしている様子です。
定期的にワークショップやトレーニングコースがあるので、何か気になることがあればぜひお気軽にお問合せください。
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staff:otoshi