スタジオヨギー インストラクターのレナです。
ピラティスの「基本のABC」について
本日ご紹介するのは
【B】breathing : 呼吸 です。
ジョセフ・ピラティスは
効果的に呼吸する方法を学ぶことのメリットを
熱心に伝えていました。
“身体的運動から得られる真の恩恵を受ける前に
人は適切に呼吸をする方法を学ばなくてはならない。
私たちの生命は呼吸に頼っているのだから。”
― ジョセフ・ピラティス「Return To Life」より
各エクササイズの呼吸パターンは
動きや安定性を助け、
動きに流動性を促すために欠かせません。
それゆえ、呼吸と動きを合わせることは、
ピラティスメソッドを習得するための鍵となります。
効果的な呼吸をすることは、
心をリラックスさせ、集中力を高め、
また活力を取り戻させます。
とはいえ、ピラティスに不慣れな方にとっては
各エクササイズの呼吸パターンは
難しいと感じられるかもしれません。
その場合、意識を呼吸に向けることは止め、
まずは動きのパターンにフォーカスしてみましょう。
もっとも重要なことは呼吸し続けていることです。
それでは今日のテーマ【呼吸】に意識を向ける
エクササイズをご紹介しましょう。
【スカーフ・ブリージング】
スターティング・ポジション
・座位またはスタンディング・コレクトリー
・肋骨下部にセラバンドまたはタオルを巻き、胸の前で交差させる
動作
- 吸って:流れ込む空気の増加とともに肺が広がることを意識し、
肋骨の横と後ろ側がゆっくりと広がるのを感じる。(写真・上) - 吐いて:肺が空気を吐き出すに連れて胸骨周りを柔らかくさせる。
肺が空になるにつれてバンドをそっと引き、
呼気の最終段階で肋骨をリリースする。(写真・下) - 10回まで繰り返す。
チェックポイント
・終始、肩と首をリラックスさせておく。
・脊柱のニュートラルを終始維持する
-背中を反らせたり丸めたりしないように注意する。
次回は「基本のABC」の【C】についてと
簡単なエクササイズをご紹介します。
ジェントルピラティス 担当 レナ
毎週土曜日 11:15-12:15