スタジオヨギー インストラクターのレナです。
昨年秋から連載を開始した
ジェントルピラティスのススメも
なんと10回目を迎えました。
今回の【ワンポイント・アドバイス編】は
「伸展系エクササイズで首・腰が痛い」
というお悩みに挑戦。
伸展系のエクササイズでは
頚椎と胸椎を動かすことが目的です。
![IMG_1980](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/02/IMG_1980-300x225.jpg)
人の脊柱は緩やかなS字カーブを描いています。
頚椎は前弯(前に凸)
胸椎は後弯(後ろに凸)
腰椎は前弯(前に凸)となっています。
「首や腰が痛い」という方は
もともと前弯している頚椎を過伸展させ
伸展を促したい胸椎が硬く
代わりに
伸展を控えたい腰椎が沈んでいるのです。
![IMG_1983](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/02/IMG_1983-300x225.jpg)
![IMG_1984](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/02/IMG_1984-300x225.jpg)
そこで、まず動き始める前に
ゆるやかに臍を背骨の方に引き寄せ
恥骨を優しくマットに根付かせ
臍の前と後ろの長さを安定して保つように
体の準備をします。
![IMG_1985](http://www.studio-yoggy.com/blog/wp/wp-content/uploads/2017/02/IMG_1985-300x225.jpg)
そして、ビー玉を鼻先で前方に転がすように
頚椎を動かし始めた後
動きの流れを胸椎にバトンタッチしましょう。
ここで上手くバトンが引き継がれないと
頚椎の過伸展が起こります。
胸椎(ペンダントの辺り)を前に見せるように
胸元を開放していきましょう。
下位肋骨がマットから離れ始めるとき
初めに整えた
臍の前後の長さを保つ意識が薄れると
腰椎が沈みやすくなります。
絶えず骨盤と脊柱の安定を保ち
両脚の長さも感じてみましょう。
Vol.7でご紹介したようにセラバンドを利用して
胸椎の動きを促しても良いでしょう。
頚椎と胸椎をバランスよく動かし
心身ともにスッキリしたいですね。
ジェントルピラティス 担当 レナ
毎週土曜日 11:15-12:15