こんにちは。
スタジオヨギー インストラクターのレナです。
昨年秋から連載を開始した
ジェントルピラティスのススメも
なんと10回目を迎えました。
今回の【ワンポイント・アドバイス編】は
「伸展系エクササイズで首・腰が痛い」
というお悩みに挑戦。
伸展系のエクササイズでは
頚椎と胸椎を動かすことが目的です。
人の脊柱は緩やかなS字カーブを描いています。
頚椎は前弯(前に凸)
胸椎は後弯(後ろに凸)
腰椎は前弯(前に凸)となっています。
「首や腰が痛い」という方は
もともと前弯している頚椎を過伸展させ
伸展を促したい胸椎が硬く
代わりに
伸展を控えたい腰椎が沈んでいるのです。
そこで、まず動き始める前に
ゆるやかに臍を背骨の方に引き寄せ
恥骨を優しくマットに根付かせ
臍の前と後ろの長さを安定して保つように
体の準備をします。
そして、ビー玉を鼻先で前方に転がすように
頚椎を動かし始めた後
動きの流れを胸椎にバトンタッチしましょう。
ここで上手くバトンが引き継がれないと
頚椎の過伸展が起こります。
胸椎(ペンダントの辺り)を前に見せるように
胸元を開放していきましょう。
下位肋骨がマットから離れ始めるとき
初めに整えた
臍の前後の長さを保つ意識が薄れると
腰椎が沈みやすくなります。
絶えず骨盤と脊柱の安定を保ち
両脚の長さも感じてみましょう。
Vol.7でご紹介したようにセラバンドを利用して
胸椎の動きを促しても良いでしょう。
頚椎と胸椎をバランスよく動かし
心身ともにスッキリしたいですね。
ジェントルピラティス 担当 レナ
毎週土曜日 11:15-12:15
~ジェントルピラティスのススメ vol.10~
2017年02月26日