こんにちは。
スタジオヨギー インストラクターのレナです。
今回の【ワンポイント・アドバイス編】は
前回に引き続き「スパイン・カールで腰が痛い」
というお悩みに挑戦。
骨盤と脊柱の連続的なアーティキュレーション
(関節を一つずつ順に動かす)を達成するには
深部腹筋と骨盤底筋群の繋がりと
腹筋と大腿後面のハムストリングスの
フォースカップルが鍵となります。
今回は2点目の
フォースカップルについてご説明しましょう。
腹筋の下部は骨盤に付着しているため
腹筋が収縮すると骨盤が後傾します。
同様に、ハムストリングスは
骨盤の後下部に付着しているため
やはり骨盤を後傾させます。(下図・左)
しかし、腹筋が弱く
また股関節を十分に広げることなく
お尻を持ち上げていくと
反り腰となり負担がかかります。(下図・右)
出典:“Pilates Anatomy” p.41
そこで、初動において
坐骨を膝の方に軽く引っ張りながら
股関節を伸展する(前側を拡げていく)ように
骨盤底を持ち上げていきます。
さらに
背骨をはがしていく過程において
ニュートラルな骨盤を保つことも
腹筋とハムストリングスのフォースカップルが補助します。
ピラティスでは
ひとつの部位にフォーカスするのではなく
身体全体の流れをコントロールし、
感じることが大切です。
是非、ジェントル・ピラティスのクラスで
実感してみてください。
ジェントルピラティス 担当 レナ
毎週土曜日 11:15-12:15
~ジェントルピラティスのススメ Vol.13~
2017年04月08日